Friday, November 29, 2013

本命不在!群雄割拠の国内男子ツアー開幕 2012シーズンプレビュー




2012年04月12日09時24分






昨シーズンは未勝利に終わった石川遼の爆発は?(撮影:米山聡明)






 2012年の国内男子ツアーが、今年も「東建ホームメイトカップ」で開幕。12月の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」までの25試合、9か月間に及ぶ長いシーズンがスタートする。昨年賞金王となったベ・サンムン(韓国)は今季は米ツアーに拠点を移し、「トランジションズ選手権」ではプレーオフに残るなどすでにその力を海の向こうで存分に発揮している。絶対的な強さを誇った王者がいなくなった今シーズン。やはり期待されるのはこの男の活躍だ。

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 石川遼は08年にプロ転向後、09年は4勝を挙げ賞金王、10年は3勝と着実に勝利数を積み重ねてきたが、昨シーズンは優勝争いには加わるものの勝負どころでのミスが目立ち未勝利。節目の10勝目を前に足踏みを繰り返している。米ツアーの特別一時会員資格を手にし、米ツアーへの参戦と共に日本ツアーへの出場が減ることも予想されるが、今年もツアーの中心はこの20歳であることは間違いない。シーズン開幕からその戦いに多くの視線が注がれる。

 その石川の前に立ちはだかる存在となるのは、10年の賞金王である金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)が最有力だ。米ツアーへの参戦を目指していたが、昨年末の米ツアー予選会を一旦回避。今季は日本ツアーに主戦場を置きつつ米ツアーのシード権を狙っていく意向を示している。昨年は多忙なスケジュールから調子を落とし存在感が薄かったがその実力は折り紙つき。韓国の怪物が静かに闘志を燃やしている。

 闘志を燃やしているのはもちろんこの2人だけではない。昨年は1勝にとどまり不本意なシーズンとなった池田勇太は巻き返しのシーズンへ向けアジアンツアーに積極参戦するなどその牙を研いでいる。不惑を迎えてなお進化を止めない藤田寛之谷口徹河井博大平塚哲二といったアラフォーマスターらからも目が離せない。さらに、昨年2勝を挙げた高山忠洋を筆頭に、宮本勝昌近藤共弘矢野東谷原秀人宮里優作といった中堅の奮起も待たれるところ。諸藤将次薗田峻輔上井邦浩ら若手有望株も巻き込んで、若手、ベテラン、中堅、海外勢が主役の座を争う群雄割拠の男子ツアーが幕を開ける。

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