Friday, November 29, 2013

いよいよ開幕戦が2日後に迫る!石川はアプローチを重点的に練習



2012年04月10日19時48分






夕方から新しいアプローチの打ち方や、アドレスのチェックなどを真剣な表情で行った(撮影:米山聡明)






東建ホームメイトカップ 事前情報>◇10日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(7,081ヤード・パー71)

 国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」が、三重県にある東建多度カントリークラブ・名古屋で12日(木)に開幕する。この日は大事な初戦を前に、各選手入念にラウンド練習を行った。

【昨年大会】遼、18番で魅せるもスコア落とし開幕戦3位フィニッシュ

 昨日1日ゆっくりしたという石川遼は、その後素振りとアプローチの練習をおよそ3時間かけて行った。次のステップのために新しい打ち方に挑戦。「1つでも引き出しが増えれば」とこれまでサンドウェッジを使うことが多かったが、52度のウェッジでコロがす打ち方を取り入れた。この日はラウンドは行わなかったものの、夕方から新しいアプローチの打ち方や、アドレスのチェックなどを真剣な表情で行った。

 いよいよ2日後に迫った開幕戦。石川は舞台となる東建多度カントリークラブについて「世界に通用するコース」と話す。「風の読みやグリーンが難しい。同じホールでも日によって違う表情になっている」と警戒。米国ツアー帰りの飛行機の中では、これまでの良かった点、悪かった点を頭の中で何度も繰り返した。

 このコースを回るのは今年で5度目となる。「知らないところはない。明日は(今年)初めて(プロアマで)ラウンドしますが、しっかりとチェックしていきたい。悪くても気にせず“切れを出していきたい”」と意気込みを語った。

 この日は予選ラウンドの組み合わせが発表され、石川はディフェンディングチャンピオンの高山忠洋、昨年の「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」で初優勝を挙げた河野晃一郎と、8時40分に1番ティからスタートすることが決まった。

ジャンボ尾崎「オッサンに感謝」選手会が杉原輝雄氏の追悼セレモニーを実施




2012年04月11日11時18分






杉原氏の写真を囲むジャンボ尾崎ら18名の選手(撮影:米山聡明)









東建ホームメイトカップ 事前情報>◇11日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(7,081ヤード・パー71)

 国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」が、三重県にある東建多度カントリークラブ・名古屋で12日(木)に開幕。プロアマ大会が行われるこの日は、スタート前に昨年末に亡くなった杉原輝雄氏の追悼セレモニーが実施され、尾崎将司谷口徹片山晋呉石川遼池田勇太らが出席。黙祷をささげたあと、スモークボールでティショットを放ち故人を偲んだ。

ゴルフ界のドン 杉原輝雄氏が死去

 プロを代表して杉原氏とともに、日本のゴルフ界を背負ってきたジャンボ尾崎が挨拶。「僕は杉原さんのことを杉原のオッサンと呼んでいる。ゴルフ界にすばらしい功績を残したオッサン。アマチュアに対してやさしかったオッサン。小さい体でジャンボ尾崎に挑んできたオッサンに、感謝という言葉でを贈りたい。今頃、雨空の向こうで見守ってくれていると思います」とジャンボらしい言葉で杉原氏にお礼の言葉を述べた。

石川遼はプロアマで最後の調整「3試合中1試合は優勝争に加わる」




2012年04月11日18時35分






短縮となった9ホールでしっかりと最終調整を行った(撮影:米山聡明)







東建ホームメイトカップ 事前情報>◇11日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(7,081ヤード・パー71)

 国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」が、三重県にある東建多度カントリークラブ・名古屋で12日(木)に開幕。この日は朝から雨が降るあいにくの天気だったが、プロアマが開催され石川遼も出場。短縮となった9ホールでしっかりと最終調整を行った。

【関連リンク】いよいよ開幕戦が2日後に迫る!石川はアプローチを重点的に練習

 昨年未勝利に終わった石川は、今年は勝利数にこだわりたいと話したが、具体的な数字はあげなかった。「すべての試合で同じだけ勝つチャンスはあると思うので、勝つチャンスをつくるということが重要」と1試合1試合を大事に戦っていきたいと話した。

 この日はOUTコースしか回ることができなかったが「このコースは知らないところはないので、回れなかったINコースは頭の中でしっかりとイメージして明日に備えたい」とコメント。「(開幕から)3試合の中で1試合は優勝争いに加わっていなくてはいけない思っている」とシーズン序盤の意気込みを語った。

 昨年大会は1打差2位で最終日を迎えるも、序盤からスコアを落としてしまい3位でフィニッシュ。今年はどんなスタートを切るか。

本命不在!群雄割拠の国内男子ツアー開幕 2012シーズンプレビュー




2012年04月12日09時24分






昨シーズンは未勝利に終わった石川遼の爆発は?(撮影:米山聡明)






 2012年の国内男子ツアーが、今年も「東建ホームメイトカップ」で開幕。12月の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」までの25試合、9か月間に及ぶ長いシーズンがスタートする。昨年賞金王となったベ・サンムン(韓国)は今季は米ツアーに拠点を移し、「トランジションズ選手権」ではプレーオフに残るなどすでにその力を海の向こうで存分に発揮している。絶対的な強さを誇った王者がいなくなった今シーズン。やはり期待されるのはこの男の活躍だ。

【関連リンク】リニューアルした石川遼の1打速報配信中!

 石川遼は08年にプロ転向後、09年は4勝を挙げ賞金王、10年は3勝と着実に勝利数を積み重ねてきたが、昨シーズンは優勝争いには加わるものの勝負どころでのミスが目立ち未勝利。節目の10勝目を前に足踏みを繰り返している。米ツアーの特別一時会員資格を手にし、米ツアーへの参戦と共に日本ツアーへの出場が減ることも予想されるが、今年もツアーの中心はこの20歳であることは間違いない。シーズン開幕からその戦いに多くの視線が注がれる。

 その石川の前に立ちはだかる存在となるのは、10年の賞金王である金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)が最有力だ。米ツアーへの参戦を目指していたが、昨年末の米ツアー予選会を一旦回避。今季は日本ツアーに主戦場を置きつつ米ツアーのシード権を狙っていく意向を示している。昨年は多忙なスケジュールから調子を落とし存在感が薄かったがその実力は折り紙つき。韓国の怪物が静かに闘志を燃やしている。

 闘志を燃やしているのはもちろんこの2人だけではない。昨年は1勝にとどまり不本意なシーズンとなった池田勇太は巻き返しのシーズンへ向けアジアンツアーに積極参戦するなどその牙を研いでいる。不惑を迎えてなお進化を止めない藤田寛之谷口徹河井博大平塚哲二といったアラフォーマスターらからも目が離せない。さらに、昨年2勝を挙げた高山忠洋を筆頭に、宮本勝昌近藤共弘矢野東谷原秀人宮里優作といった中堅の奮起も待たれるところ。諸藤将次薗田峻輔上井邦浩ら若手有望株も巻き込んで、若手、ベテラン、中堅、海外勢が主役の座を争う群雄割拠の男子ツアーが幕を開ける。